2024-01-01から1年間の記事一覧

購買欲

精神が不調だと物を買いたくなる気がするのだけど、仮にそうだとして言語化してみるなら、物を買うということは選択するということで、それはコツコツと心を叩いてその音に耳澄ますことと等しい。 不安定なときは拠り所が欲しくなる。薄くなった私の輪郭を濃…

光の加減

散歩に出かける。もっと派手に出かけようと思っていたけれど、タイミングを逸した。シュレッダーハサミと紙の書類箱がほしいので、ついでにダイソーに行ってみる。 シュレッダーハサミはあったけれど、紙製の書類箱はなかった。あちこちで手に入れたパンフレ…

あたし、それ書けない

一年前の私はどんなこと考えていたのだろう。そんな思いつきをすぐに確かめることができる、いい時代になった。そして書いてきたあたし、えらい。 十二月二十八日の寂しさ - 透明で不可能性 「あたし、それ書けないなあ」と思う。過去のあらゆるテキストに対…

散歩の内訳

歩くようにしている。運動不足にならないように、自分のメンタルケアのために。 人気のない道を一人で歩いているとき、時々一人で、ラジオパーソナリティのように喋っている。人を見かけたら中断する。話すのは自分、話し相手も自分。通行人にやばい人間だと…

新しい5

なんといってもノートが好きなもので、毎日ペンを握って何かしら書いているわけだが、私の記憶する限りだと、数字の2の書き方が変わったし、平仮名の「こ」「た」「に」の書き方は不安定だ。そしてここ数日、数字の5の書き方を変えたいと思っている。 私は、…

クリスマスなので

クリスマス「なので」とか、クリスマス「だけど」とか、そういう接続詞が生き生きとしているのがクリスマスという日の特異性で、クリスマスをクリスマスたらしめているもの(こと?)の副産物なので仕方がないけれど「なんかうぜえな」と思う2024年のクリス…

ポメラ

その弁当屋があることを、私は前から知っていた。正確には惣菜屋だと思っていた。私はその惣菜屋を、自分の生活に組み込むことは難しいと感じていた。私の生活の動線から、その店は外れたところにあったから。 その日、私は病院に行くことにした。いつもとは…

運がいい

Pokémon Trading Card Game Pocket、通称「ポケポケ」をインストールし、半日でアンインストールする。私はガチャを引きたく、カードを手に入れるならば現物でないと満足できないと、悟ったからだ。 ポケカの価値というものがわからないので、単純にレアそう…

メモランダム vol.21

30歳寿命説 人間の精神というのは80歳とかまで生きられるようにできてはいない。時々そんなことを考える。30歳という数字が(アラサーなんて言葉が生まれてしまうわけだし)そう思わせるかもしれない。その年齢を超えて、私は2回目の生を生きているような感…

がれき

タイマーはもう駄目だ。私はスマホのタイマーにネガティブな意味づけをしてしまった。 朝、目が覚めると起き上がれない。それはここ最近のトレンドだし原因はわかっているので驚かないのだが、めちゃめちゃ絶望的な気分かつ、思考のがれきみたいなものが頭の…

タイムカプセルのような

なんか過去の私がとち狂ったことをしていて、それは「積読している本を自分で包装して放置しておく」というやつなのだけど、部屋の片隅に背の低いタワーが出来上がり、いい加減邪魔になったので無造作にべりべりと包装を破っていたところ、買った覚えのない…

中華そば

今日は起きるのが遅かった。日頃の疲れが溜まっているのだろう、自分の生活を自分でコントロールしているという感覚が希薄になっている。昼頃まで布団から出られない。流石にそれはまずいと思い、腹を空かせるために12時30分、私は外に出る。小一時間ほど歩…

一人だと忙しい、カラオケリストを作ろう

言いたいことにたどり着く為には、「仕込み」の作業が必要になる。この場合における「仕込み」とは、King Gnuの「The hole」について語るところから始まる。 とある人物*1がこの曲について触れる動画をたまたま見た。その人物はバイセクシュアルであることを…

色々あって、ひどい咳が続いている。肺と喉を抉るような咳だ。病院に行けばいいのだが、億劫で仕方がない。どうやら私は病院が苦手らしい。多分、マイナスからゼロに近づけるための場所だ、みたいなことを考えるのだろう。それはあまり…そうだな、好ましくな…

息継ぎ

気がつけば私は電車に乗っていて、それは長らく水中に潜って泳ぎ続けて、いい加減飽きたので浮上して、息を思い切り吸ったみたいな明晰さだった。ここ数日の記憶がぼやけている。いや、ほんの少し前ことですら、自分の足跡を辿れない。日記を書かねば。ふわ…

I am what I am

残り10ページをきった本を帆布の鞄に入れ、それを読み切った後速やかに読めるように別の本も入れ、さらには絶対に使うことはないハードカバーのノートも入れれば、手提げ鞄は容量いっぱいになる。別の手提げにシューズとスポーティなTシャツと短パンを入れ、…

ぎゅっとしてほしい

布団に潜り込む時は、それまで靴下を履いていたとしても必ず足をもぞもぞと動かして靴下を脱いで裸足になる。冬でも掛け布団一枚、タオルケットは抱えて眠る。私の体は温かい。 未明。スマホのアラームが鳴った。本当はその時間からやりたいことがあった。寝…

炊飯器の使い方

自分で多少の料理をするようになってからは少なくとも、ご飯を炊くのに炊飯器を使ったことがない。まったく使ったことがないとは言わないが、その記憶は下層に埋まっていて取り出すには古すぎる。その為、私が頼りにするとしたら、ドラマとかアニメとかCMと…

てえてえ

とあるゲームをいっしょに遊ぶカップルの動画を観ていた。 そのゲームは対話しながら進めていく形のゲームで、ゲームの中に入り込みやすい構造をしているように思えた。遊び手がそのままゲームの中の人物になるのだ。 内容は徐々にシリアスな方向に進んでい…

あの続き

「海を見ているとamazarashiの自虐家のアリーが聴きたくなるのです」ということは事あるごとに思っていることで、ブログにも書いているはずだと検索をかけたら、2年前の記事が出てきて、最近私は、この電車旅の中で「行きたい!」と思ったところに(それは文…

瞬間センチメンタル

好きな曲をカバーした人たちの中に何人か知った名前があったので聴いてみたら、いやはや、懐かしい日々の青々しい感情、風景が蘇ってきて全身に弱い電流が走った。ほのかに甘くて、泣きたくなる。( 視聴したのは「瞬間センチメンタル」 Covered by 一ノ瀬う…

冬のいいところ

夏のいいところは半袖でいられるところ。冬のいいところは水道水が冷たいところ。わざわざ氷をぶち込まなくても、水道から出る水はきりりと冷たく、それでお茶を水出しすればいい。蛇口を捻って出てきた水を飲めるって幸せなことだ。

わたしの一番かわいいところ

大晦日が嫌いだ。去年の私もたぶん同じことを言っていたはずで、今年の私もおそらく大晦日が嫌いだろう、いや、そんなこと言ってはいけないか、嫌いにならない可能性もある。 が、今日の私は依然として大晦日が嫌いで、「年末特番」とされるコンテンツを一切…

狂気は離れ

疲弊している。具体的な何かにめちゃめちゃ傷つけられたとか、そういうことではなく、漫然とぼんやりと疲れていて、我ながら「やばいな」と思う。一方で、どこかめらめらと燃える火の気配もあって、自分はタフだなと思う。 気が狂いそうになった。悲しいと思…

ジーンズとジョグと

寒い。寒くて着替えるメリットもよくわからなくなってジョギングの頻度が下がることを憂いて、私服(たとえばパーカーとジーンズ)のままジョギングをするという荒技に手を染め出した。靴は履ける。面倒じゃない。いくらでもジョギング用のシューズを履いて…

私の好きな人の好きなもの

今読んでいる本の中で「私の好きな人たちの好きなものを、私も理解できるようになりたい」みたいなことが書かれていて、私は、わかるわかる、と頷く。その背伸びから世界は少しずつ少しずつ広がる。 私は、私の好きな人たち、尊敬する人たちの好きなものを、…

書き込む

2か月ぐらい図書館に行っていない気がする。由々しき事態。でも、本を読めていないから仕方がない。今は、買った本をじっくりと読むモードになっている。 新たな試みとして、私の買った本である場合に限り(それは当たり前のことだが)マーカーで線を引いた…

スクラップという試みが続いたことが、これまで無い。 新聞のスクラップをしようと思って、スクラップブックを買ったはいいものの、何度挫折したことだろうか。あるいは、包装紙や紙袋やパンフレットが好きなので、それをいい感じに切ってスクラップしようと…

見積もる

湖を一周することにした。私は一人、遊歩道を歩き始める。 道はきちんと整備されていて、しかし、斜度が割と大きい上り坂や下り坂があったり、階段があったり、湖をただのんびりと一周できるわけでもなさそうだった。 ヘッドフォンを持ってくるのを忘れた。…

先延ばし

私はけっこう先延ばし癖がひどいと思う。そのおかげで大なり小なり酷い目に遭ったことがあるし、これを治せればさらに人生がハッピーになるだろうなあ、と思っている。で、どうして私は、物事を先延ばしにするのだろう、と考えてみる。 多分「先延ばし」とや…