呟き

近況の呟き。 近況といっても書きたいことは何もない。書くことはあるが、それを書きたいとは思わない。だから書くことではなくなってしまう。 春、そして初夏に移り変わるの夜の肌寒さというものを味わっている。まだ布団をしっかりと被る。そのうちそれは…

バタ子

散歩してたらバタ子さんが落ちていたので、私はその場にしゃがみ込みカメラを構えた。道を歩いていて写真を撮る人ってのは実は少なく(観光地であればその限りではないが)私は「誰も通りかかりませんように」と祈りながら急いで写真を撮る。

エビマヨ

スーパーに寄る。おにぎりのブースは、総菜売り場の隅、柱のところ、金属のかごの中に三角系のおにぎりがまだ残っている。 私はその中から「エビマヨ」の単語をみとめると手を伸ばし、それを手持ちの買い物かごの中に入れた。既に舞茸と小松菜が入っている。…

フルーティー

好きな食べ物。鶏の唐揚げ、餃子、カレー、あとは白米があれば文句なし。 カレーが好きなのだけど、フルーティーなカレーがちょっと苦手だ。具体的に言うと、レトルトカレーがあんまり好きではない。それって、もはやカレーが好きだと言えるのだろうか。それ…

刺青

池袋の南側を歩きながら、今のところはまだ若さゆえの瑞々しさが残っている(と思う)右の腕を眺め、私はここに刺青を入れるならどういうデザインにするだろうかと考えている。せっかく入れるなら見える位置に入れないと駄目よね、私は腕のことが好きだから…

頑張りたいこと

頑張りたいことがあるってとても素敵なことだと思うし、頑張りたいことを頑張っているさまは、それが例え上手くいっていなくても美しいと思う。頑張りたいことがあること、私はとても羨ましい。 そう思って「何か頑張りたいことあるかしら」と考えていたのだ…

泳ぎたくない

泳ぎたくない日がある。泳がないと体は鈍っていく。鈍りと怠惰を天秤にかけ、私は渋々着替える。軽めに。10分でいい。そう言い聞かせ、プールサイドに出る頃には幾分気持ちはましになっている。そして本当に10分で切り上げて、さっさと帰る。

他人の物語

生きてる人間であれ、想像の人や動物やモノやコトであれ、それを楽しむとき、私は他人の物語を消費している。それは私の物語そのものではない。私の物語を構成するピースになるかもしれないけれど。 vlogでもいいなんでもいい、録音された足音が好きだ。それ…

桜の写真はもう撮らない。月単位で撮った写真をまとめ、それを何年も繰り返していると、もう同じ写真は撮りたくないと思ってしまう。厳密に言えば、同じ写真などは無いはずなのだが。 桜の写真は4,5年前に撮った。だからもう撮らない。 少しだけ散歩をする。…

抑止のための健康習慣

余裕がないと口が悪くなるなあと、最近の私を眺めている。昨日のメモに ロマンスがありあまる ↓ ざまあみろ←荒んでる と書いてて、書いた覚えはあるが(そして何に対して「ざまあみろ」と思ったかも覚えているが)「ロマンスがありあまる」との繋がりがわか…

スコーン!

自分が落ち込みやすい人間なのか否か。それはさして問題ではないと思う。問題なのは「落ち込んだとき」その瞬間であり、「スコーン!」という言葉、音の響きに違わぬ落ち込みであった。正直なぜ自分がここまで動揺しているのか、自分でも理解ができない。多…

ラーメンと小ライス

本当にときどきのこと。ときどきって主観的な指標だけども。ラーメン屋さんに行くこと。 ラーメン屋を訪れるたびにラーメンに小ライスをつけたいと思うのだけど、ラーメンに小ライスという組み合わせの意味が今までよく理解できていなかった。麺をあらかた啜…

きいろの風船

半年ほど前から車の運転の練習をしている私にとって、車を運転する者の視点というのは新たに得た視点だろうと思う。 歩行者信号が青になるのを待っている私の、道路を挟んだ向かい側に、きいろの風船がふよふよと転がっている。午後が深まるにつれ、風が強ま…

ナンプレは庭いじり

ナンプレ(日本だと数独とも言うか)を久々に始めた。これはナンプレを実際に遊ぶ人にしかわからないだろうし、遊ぶ人とも共有できるかわからないのだけど、ナンプレに私は庭いじり的な、あるいは家の掃除的な、ものを感じる。せっせとあちこちを点検するこ…

緑はいい色

PILOTのDr.GRIP 4+1を使っている。黒が通常、赤は日付と取り消し線、青は知らない用語、緑は自由な私のコメント、だからノートやメモに緑色がたくさんあると豊かな気持ちになる。どうして? ただ受け身で書くのではなく、私と書いたものとの間に会話が生まれ…

出奔経験者より

出奔。逃げ出してあとをくらますこと。 私はこれまで「出奔だったな…」と自覚する逃走を3回ほどしたことがある。多いな。あくまで自分が思う「出奔」なので、他人からすると「いやいやそうでもないよ」と言われるものを含んでいることに留意したい。とにかく…

ダメージ

前日にとても歩いた。iPhoneの歩数計によるとトータル25キロとのこと。よく歩いた。慣れればもっと長い距離を歩けるだろうと思う。翌朝。長い散歩のダメージが如実に表出している。寝る前にストレッチはしていたけれど、それではカバーできなかったようだ。…

慣れてない

夜道を歩いていたら白い何かが歩道の真ん中に見えて、死体を警戒する私は身構え、それでもペースを落とさず近づくと、白い何かは猫のようで、しかしまだ冬が居座る寒い夜に、道路の真ん中で、足音が近づいているのに、ちっとも動かない猫は、多分息絶えてい…

ツイストパン

今日は休みだ。朝から出かけない日は、朝に少し散歩をする。もっと暖かくなったとき、それがどうなるかはわからないけれど(あるいは去年の私はどんな風に過ごしていたか)いずれにせよ、今はそういう風にやっている。 少し歩いたところにパン屋があるのは知…

結果

「こうありたい」とか「こうなりたい」とか、そういうことを考えるとき、結果に関する情報を手に入れやすくなった時代だと思う。いや、「結果」が累々とそこら辺に転がってるからこそ、私たちは何かになりたいと思うのではないか。 何故そんなことを考えてい…

微糖

微糖の缶コーヒーが甘ったるくて持て余していた。一日かけて飲んでも無くなる気配がない。この甘さは、コーヒーとは別の、独立した存在だと思う。こいつをコーヒーと呼んではいけない。微糖の缶コーヒーだ。 と、机に置いたそれと睨み合いをしていたところで…

53階

森美術館に行くための、52階から53階に上がるエスカレーター(とそのエントランス)は結構好きだなと思う。どこかの(某ネズミの国の)スペースマウンテンだかそんな名前のアトラクションのエスカレーターに似ている。ああ、あのアトラクションももう終わり…

細胞分裂

どうやってもノートが増える。細胞分裂のようにノートが増えていく。私の興味関心が弾ける度にノートが増える。そして、そのうち細胞は死ぬ。ノートは燃やす(焼却処分)。これがノートだからまだ良い。化粧品やゲームや服だったら、ここまで穏やかではいら…

2024年3月の本の読み方

本を読もうとしている。何故? 何故だろう。別に読まなくてもいいのだけれど、読んだ方が連鎖するからだろうか。コンボがつながりやすく、稼働し続けるから。 読み方を少し変えた。変えてから今のところうまくいっているように思うので、それを記録していく…

解凍

出かけた当日はさほど日記を書かない。だいたい朝に書いた分だけになる。帰ってからは何も書けない。そして出かけた翌日もまた、日記を書くのが辛い。それが面白い。 心が硬直しているようなのだ。多分、あまりに充実しすぎて、また色々なものを溜め込んで、…

ラテの待ち時間

Hiと挨拶され「こんにちは」と返し、一瞬気まずい空気が流れ、お兄さんと「ふ」と笑い合い、私はラテを注文した。観光客が多いこの店で、この時間帯であれば、「日本人」の方が少ないのかもしれない(「」にしているのは、私にはよくわからないからだ)。店…

エスカレーター

東のエスカレーターは、みんな左側にばかり立つ。そして、一般的にエスカレーターは歩いて上らない方がいいらしく、そう案内しているところが多いし、条例が制定されているところもあるくらい。 私が生きてるうちに、左側も右側も乗ることが当たり前になるの…

牛乳とドーナツ

冷蔵庫で冷やされパキパキに固まった砂糖が鱗みたいにまとわりついているドーナツを取り出すと、マグカップに牛乳を注ぎ、少し時間を置く。 読みかけた本のことか、はたまた別のことか、何かを考えながら惰性でドーナツを食べてしまい、それを牛乳で流し込む…

テント

朝、タオルケットを畳みながら(最近きちんと畳むことにはまっている)うだうだ言ってないでいますぐ眠りたい、と思う。過去の経験的に二度寝で至福を味わえるか後悔に襲われるか、どちらがどちらを凌駕するかの確率は半々ということを理解しているし、そもそ…

オレンジジュース

スーパーの片隅に奴はいた。ひっそりと、ではない、だいぶ存在を主張して。しかしきちんとスーパーという空間に馴染んでいた奴。果汁100%のオレンジジュースの機械。 その日その時の私は、色々あってイレギュラーな心持ちで、普段行くことのないスーパーに立…