2024年3月の本の読み方

本を読もうとしている。何故? 何故だろう。別に読まなくてもいいのだけれど、読んだ方が連鎖するからだろうか。コンボがつながりやすく、稼働し続けるから。

読み方を少し変えた。変えてから今のところうまくいっているように思うので、それを記録していく。

本は並行して読んでいる。このこと自体は珍しくない。今は、5冊だ。机の隅に立て並べている。積み重ねては駄目だ、立て並べなければならない。手に取りやすくすることがまずは大事。

作業の合間合間に読んでいる。1回あたり3分から5分。この時間は集中力が続けば6分でも10分でもいいけれど、本の内容によって集中の持続時間は異なる為、一旦一律で3分にしている。3分くらいならどれほど難解な内容であっても維持できる。

3分経ったら本を閉じる。そして読書とは違う作業をする。それが一段落すれば、また次の本を読む。作業→読書1→作業→読書2→・・・→作業→読書5→作業→読書1と、何度も繰り返していく。

この読み方の特徴は、意欲のメリハリを作ること、である。本によって、作業によって、時と場合によって、やる気というのはまちまちで、それをコントロールするのは難しく、どんなやる気であっても手をつけられるように、私はやる気は完璧に制御できないという問題を、やる気の相対化、で解消しようとしている。

早い話が、作業Aと読書1を比べたとき、どちらがより楽しいかというのを比較して、仮に作業Aの方がより前向きになれる場合「作業Aを楽しんだのだから、読書1もこの調子で楽しんでいきましょう!」という勢いづくりをしている。あるいは「作業1を頑張れば、読書1にこぎつけることができます、頑張りましょう!」でもいい。

本の順番も大事になってくる。しんどいと思う本は読みやすい本で挟むよう意識して並べている。

 

本Aが峠を越えた。総ページの半分を越えた。ここから一気に読むペースは上がっていく。スピードに乗ってくると私は心の中で「キタキタキタキタキタキタキタキタ」と唱える。賭博はやったことないけどこんな感じで楽しいものなのだろうかと思ったりしている。キテイル。半分を越えた読書はとても楽しく、あとは坂道を転げ落ちるように読む。