絶望の曲 ~散歩に行く vol.5~

 歩く。夜の曲、というものがあると思う。眠い。涼しい。そろそろ朝晩は長袖が欲しくなる気温になってきた。さて、服をどうしたものか。以前、格ゲーのプロゲーマーであるウメハラさんが注目しているプロゲーマーに関して色々話している記事をインターネットで読んだ時、別のプロゲーマーのスタイルに言及し、「迷いたくなかったんでしょうねえ」みたいな表現をしていたことを思い出す。なんとなくわかる。迷いたくない。厳密に言うと、いくらでも迷いたいことと、その「いくらでも迷いたいこと」の為に一切迷いたくないことがある。衣服なんてのは後者だ。例えば筆記具なんかは前者になるだろう。ということで、いよいよ「それしか着ない服」というものを開拓していきたいのだが、いかんせん一切迷いたくないことなので手をつけるにつけられない。それはつまり、一切迷いたくないことであるにも関わらず迷っている状態であり、ストレスが微妙に溜まるのである。忌々しき衣替えの季節である。Simon Saysをかける。NCT127史の中で現在においても異質な曲、という印象。
 夜の曲がある、と書いた。絶望の曲、というものもある。何とも荒んだ気分に聴くととっても良い曲ということだ。何か絶望の曲はないかー、と脳内のデータベースに対してひたすらに検索をかけていく。あんまり見つからない。日頃からストックするべきなのだろうけど、即興で取り出すから面白いのである。

  • 女王蜂「MYSTERIOUS」
  • NCT127「Simon Says
  • ネクライトーキー「優しくなれたなら」
  • Aimer「Deep down」
  • amazarashi「季節は次々死んでいく」
  • BTS「FAKE LOVE」
  • いきものがかり「くちづけ」
  • Fling Posse「Stella」