2025-02-01から1ヶ月間の記事一覧

非効率的な道のり

角の古びた定食屋が気になり、どういうものがあるのかと道を横切ろうとして、また足を捻った。どうしてこうも、ただ歩いているだけなのに足を挫くのだろう。ついこの前の捻挫も治りきっていないというのに。また、痛みがぶり返してしまった。幸い迷走神経反…

わからない者が必要だ

ミステリーやサスペンスドラマを見ていると、視聴者の補助線になるからだろうか、「わからない者」がしばしば登場する。シャーロック・ホームズでいうワトソンにあたる人物で、この「わからない者」が物語を引っ掻き回しながら、視聴者と一緒に真相に向かっ…

水門のゆらぎ

散歩。よく晴れている。少し遠くまで。川岸に水門があり、水面が反射する光を受けとめて、ちらちらと揺らいでいたのを撮る。

死というものは間違いなく異質な不可思議な状態であるから興味の対象なのだろう、私は度々、自分が死にそう(誇張表現)になったり、あるいは他者の死と遭遇したときに、そのことについて書いてしまう。書きたいものだから。 ジョグを再開する。時間と体力が…

猫と散歩する

猫と散歩に出かけそうな人を見かけた。アパートの入り口で、猫にハーネスとリードをつけ、がさごそとカバンを漁っていた。犬と散歩をしたことがあるからわかるのだが、ハーネスをつけた猫の胸は犬のそれと比べてとても小さく、可愛らしかった。猫というのは…

深夜と緑茶と

珍しく22時前に布団に潜り込み、目を瞑ってしばらく空想しているうちに、意識は溶けて消えてしまった。元来、とても寝つきが良い。 気がつくと外が明るいと感じた。ああ、もう朝が来たのだと思った。消灯すると外の明るさを取り込みやすいようにカーテンを開…

メモランダム vol.23

情報開示請求ができない とある動画をラジオ感覚で聴いていたときに、あらゆる関係性において他者に対して情報開示請求ができないよね私たち、みたいなことをパーソナリティ同士がおっしゃっていて、思わず膝を打った。私もこれじゃないか。一次情報のみを元…

私の事情

付けペンのペン先にブルーブラックのインクをちょこんと付けて、私は先ほどから日記めいたものを書いている。少しずつ言葉をつかって吐き出すことで、強張りを解していく。ひどく凝っているところについては、単語ひとつだけでも書いていく。文にならなくて…

こけた

私はそれが、迷走反射神経によるものだとわかっていた。つまり、一時的な症状で直に収まるということを知っていた。重大な疾患ではないと理解していた。が、横断歩道を渡り切った先の白いフェンスにもたれかかり、酷い動悸と吐き気、遠のく意識に動揺したし…

アルコールランプ

人間は命を燃やして生きているんだぜ、燃料は有限なんだぜ、ということを寝しなに考えていたら、ふと、理科の実験のアルコールランプのことを思い出した。 アルコールランプのことが好きだった。ガラスの蓋が意外と重量があって、蓋をするときざらざらとした…

エントロピー

頭の中がごちゃついている。それは、時間の経過とともにそうなっていく。ごちゃつきを綺麗にする為には、派手に出かけるか気が済むまで書くかとてもよく歩くか、になると、経験上私は考えているのだが、あれ、このごちゃつきって何だっけ、何の法則だっけ、…

曇りで寒くて冷たい日

最近の少しの変化として、 日記めいたものにはあらゆる物事を書いて良いのだ、ということを認める 毎日一週間内に書いたものを読み返す ということをしている。1については、書きたいことは書いていいよ、ということ。また、調べたことや用語についてもここ…

多くの鳩

緩やかな坂を上ると、桜と桜の木の間に想像以上の数の鳩がたむろしていて、私はぎょっとして、その風景を写真に撮った。

海を撮りに

一眼レフというのは、肩から提げていると目立つ。 「今日は何を撮りに来たんですか」 カフェの店員に話しかけられる。何を撮りに来たのだろう。何かを撮りたくて一眼レフを持ってきたわけではないのだけど。私は一瞬考え、答えた。 「海を撮りに」 海。風が…

機嫌が悪いが怖すぎる

機嫌の悪い人のことが怖すぎる。このことについて考える際に、前提を整理しよう。 機嫌の悪い人がいたとして、その人の機嫌が悪いのはその人の問題であることを私はわかっている 故に、私に落ち度があることもあるかもしれないが、私が100%悪いわけではない…

骨付き肉を貪るように

元々は、とても直感的で動物的に行動する人間なのだけれど、後天的に「これってどういうことだろう?」と立ち止まって考える癖が付いたような気がしている。 この自己分析が妥当か否か、私には判断しきれない。私のことをよく理解している人間の評価も必要だ…

南に向かって歩きたい

昼に少し散歩。太陽が出ていてぽかぽかと暖かい。 北に向かって歩いていることはわかっていた。iPhoneのコンパスを立ち上げてみたら、ほぼ真北と言ってよかった。しばらく北に向かって歩き続けていたら、ふと思った。「北に向かって歩いていると、苦しい」 …

カラスの啄み

結局、雨は雪にならなかった。私はどちらでもよかったし、強いて言えば雨も雪も降らない方が歩きやすいから、「そうなの」と思い、傘を広げて散歩に出かける。久々に(本当に久々、体感だと二か月ぶりくらいに)図書館に行こうと思った。 時計台のところまで…

ノートを終わらせたい

8月から始めたMDノートジャーナルを終わらせたくて仕方がない。でかいノートを使いたい。もう、日記とか勉強とかぜんぶぜんぶひっくるめたノートで生活したい。だから私は今急いでノートを使っている。もうそれはそれは、色々なことを急ピッチで書いている。…