カルピスウォーター vol.2

 久々にジョグ。久々ではあるけれど、ぎこちなさはあまりない。走ることも(速くは走れないにしても)体に馴染んできた感じがあって嬉しく思う。着実に自分を組み立てていくような。

 帰りに自販機でカルピスウォーターを買う。本当はスポドリを飲みたかったのだけれど(走ったのだからね)500mlペットボトルは見事にお茶か水しかない。でも500ml缶のカルピスはあったので、仕方がない、ボタンを押した。

 プルタブをぷしゅりと開けてぐびりとカルピスを体に流し込む。最高においしい。缶(cold)は寒い季節に飲むに限るなあと思う。冷たさで冴え冴えとするから。

 缶チューハイやら缶ビールやらを手に持ちフラフラしている人は探せば結構いるもので、例えば夜の21時の地下鉄の車内とか、繁華街とか、人気のない住宅街とか、公園とか。酒に呑まれてそうな人が多いなあなんて思うのだけど、スポーツウェアを着て夜道を歩きながらカルピスの缶をぐびぐび呷っているのも同じようなものだと私は苦笑する。カルピスに呑まれる。悪くない。・・・。悪くない?本当にそう思っているの?

 なんにせよカルピスはおいしい。走って消費したカロリーよりカルピスのカロリーの方が高かったとしても、何も文句は言えないぐらいおいしい。