短歌

短歌(2022年11月)

毎日を急いで生きているわけで 自動のドアに体がぶつかる 自動ドアが開くのを待たずぶつかりました。ただのせっかちと言うこともできますな。

短歌と俳句(2022年9月)

短歌 秋の月 うかぶ夜の信号の横断歩道のひびがきれいだ 結構好きな一首だと思う。月の明かりと夜空の濃紺と青信号の青。見上げることと目線を下げることの動き。 塾終えて松屋の前を通る君 ヒールを鳴らすあなたが眩しい 女の子が踵の低い靴を履いていてそ…

短歌と俳句(2022年8月)

短歌 ママチャリの後ろに座る小さな子 紗々をあける手小さな手 交差点で信号待ちしていると、自転車の後ろに座った男の子が目に入る。その子は紗々の箱を持っていて、一つ手に取るとまさに開けようとしているところだった。私は紗々という菓子を食べたことが…

短歌と俳句(2022年7月)

短歌 人間を嫌いになるのがいやだから やりたくないな 新人研修 そのままの歌です。人を知れば知るほどその人のことを嫌いになる気がして、だから嫌です。人のことを考えれば考えるほど嫌いになりそうで、嫌です。でも、そう思っちゃいけないのかなと思って…

短歌と俳句(2022年5月)

2022年5月の短歌と俳句。 エッセイ的な日記的な文章を書くのが楽で好きなことではあるけれど、短歌だからこそ俳句だからこそできることもあるだろうし、同じことでも表現の違いで出力が変わり結果的に味も変わることがあるだろうと考えている。じゃあ、短歌…

怪獣になりたい

怪獣になりたい 愛して愛されて倒れた果てに街を潰すの まじで怪獣になりたいと思う帰り道だった。特に何かがあったわけではないのだけど(本当に!)そういう日もある。強いて言うなら、日の入りがどんどん長くなって全然暗くならなくて、明るいうちに帰る…