俳句

短歌と俳句(2022年8月)

短歌 ママチャリの後ろに座る小さな子 紗々をあける手小さな手 交差点で信号待ちしていると、自転車の後ろに座った男の子が目に入る。その子は紗々の箱を持っていて、一つ手に取るとまさに開けようとしているところだった。私は紗々という菓子を食べたことが…

短歌と俳句(2022年7月)

短歌 人間を嫌いになるのがいやだから やりたくないな 新人研修 そのままの歌です。人を知れば知るほどその人のことを嫌いになる気がして、だから嫌です。人のことを考えれば考えるほど嫌いになりそうで、嫌です。でも、そう思っちゃいけないのかなと思って…

短歌と俳句(2022年5月)

2022年5月の短歌と俳句。 エッセイ的な日記的な文章を書くのが楽で好きなことではあるけれど、短歌だからこそ俳句だからこそできることもあるだろうし、同じことでも表現の違いで出力が変わり結果的に味も変わることがあるだろうと考えている。じゃあ、短歌…

俳句(2022年4月)

2022年4月の俳句。 泥濘をよけた爪先躑躅かな 春の泥として「春泥」ってのがあるけど、泥濘だけだと季語になるのかよくわからない。季語になると躑躅と季語が重なってしまう。 昨晩の雨があがり、砂でできた道に泥濘ができている。スニーカーを汚したくない…