短歌と俳句(2022年9月)

短歌

秋の月 うかぶ夜の信号の横断歩道のひびがきれいだ

結構好きな一首だと思う。月の明かりと夜空の濃紺と青信号の青。見上げることと目線を下げることの動き。

 

塾終えて松屋の前を通る君 ヒールを鳴らすあなたが眩しい

女の子が踵の低い靴を履いていてその音が素敵だったものだから。松屋の看板はオレンジのような黄色のような光。

 

9月は途中で色々と崩れてしまったのと、他にもやりたいことがあるし、ということでこの二首に。反動で10月は俳句に向かうかもしれない。