ソーセージを切るように

 夢を見た。

 その1。右手に持った包丁で自分の左手の人差し指を切る夢。ソーセージを切るように。ちなみに余談だけども、茹でたソーセージは茹でる前のものより切りにくい。私の指は三分の一の深さまで切れた。痛みはないが、右の親指と人差し指で一生懸命傷口をとじようと頑張る私。それが無駄な行為だと直感的にわかっている。

 その2。硲にある駅まで電車でえっちらおっちら移動する夢。楽しい。その駅の周囲は温泉街が広がっていて、ひとり街を探索した。

 その3。海に面した近代的なショッピングモール(このショッピングモール、過去の夢にも登場している)で買い物をしている。迫り出した部分から海へと飛び込む。遠浅な海。透明度の高い海。海底は真っ白な砂、水はエメラルドブルー。海藻も魚も一切存在しない海。ぶくぶくと底まで潜って、それから先の記憶はない。

 だから何だって話。いいえ、何もありません。夢占いも信じていない。

 簡単な話。夢は面白いということ。いつも想像の斜め上をいく。自分の脳がどういう夢を作り出すのか、楽しみ。