玉木宏似の男

玉木宏似の男 

 玉木宏似の男性と一緒に住む夢を見る。思い出すと笑ってしまう。どこからやってきた玉木宏
 マンションというかアパートに近い住宅の1階にある恐ろしく日当たりが悪い部屋だった。窓を開けると線路に面していて、いくつも架線が走っている。線路を挟んだ対岸には住宅。アパートの1階ワンフロアをそのままぶち抜いて作ったような、そういう部屋。前の住人の荷物がそのまま放置されていて、汚れたタオルケットがくしゃくしゃになって床に落ちている。私は拾うと(それは冷たかった)静かに畳んでゆく。タオルケットを畳むのは好きなのだ。薄っぺらいタオルケットは畳み甲斐がある。綺麗に畳まれてくれる。この荷物どうしましょうかねえ、と玉木宏似に聞く。明日決めようか、と玉木宏似が答える。捨てなくてもいいんじゃないかな、と私は思う。読めそうな本がいくつかあった。裏には黒く艶やかなボディのバイクが置いてあってこれも前住人のものだろうか。玉木宏似の男はただの同居人だったようだ。

飴村乱数

 『ヒプノシスマイク』に登場するキャラクターの一人。ピンク色のふわふわの髪。飴をいつも持ち歩いている小柄な男に対する関心は、やがて『ヒプノシスマイク』という作品へと拡張していく。さらに広がるか深まるかは微妙なところだ。
 グッとくる瞬間に出会うと、それを欲しいと思ってしまう業。パッケージ化され安定供給される個性が心底羨ましい。私も自分をパッケージ化したい。安定したい。確定したい。決定したい。固定したい。それができないから私は生きている。達成された瞬間、それは死を意味するのだ、おそらく。私が息絶えればそこから更新されることはないのだ。

ガチャーン

トゥルルルル

チャリーンチャリーンチャリーン

みたいなスリルがおまえにゃ全くねえなあ?

(Division All Stars『ヒプノシスマイク -Division Battle Anthem- +』)

 有栖川帝統(ありすがわだいす)のこのパートが好きで、リズム感がわかんねえな、どうやって歌ってんだよと思いながら先ほどから何回も聴いている(あと名前が読めねえんだよな…)。ガチャーンでトゥルルルルでチャリーンチャリーンチャリーンなスリル、ねえ…。確かに私にはスリルがないのよね。

ノート

 日記に使っているノートを早く使い切りたい。次のノートは既に決まっていて、以前買ったけれども数ページ使って放り投げてしまったやつを使うつもり。ということは、当面の間は「ノートを新しく買う」ということができなくて(いや、できるけど、使う直前に買いたいじゃないですかやっぱり)これがなかなか堪える。堪えるのです。ノートを買うということは、すなわち未来のことを考える機会だから。