包丁とギャラドス男と理性

 人を刺す夢を見た。包丁で腹をずぶり、である。相手はギャラドスみたいな男だ。小学校で一瞬だけ同じクラスだったことがあるやつ。小学校以来どこで何をしているのか何も知らない人。幼心にも、小心者で強い者に媚びがちな人だとわかるやつで、刺すほどの人間でもない(どうせ刺すならその役目にふさわしい人はたくさんいる)から夢に登場したのも不思議である。夢って一体何なのだろう。ちなみに私の好きなポケモンサンドパン。それは「リーフグリーン」で遊んでいるときに、初めて野生の色違いLv43のサンドパンを捕まえたから。Lvはあやふやだけど、まあそういう理由。「きりさく」も技として強いし。どんどん確実にどんどんきりさいてくれる。

 ギャラドス男は倒れ、私は己の過失を隠蔽しようと必死になる。この隠蔽タイムがまあ息苦しく、頭をフル回転させて隠したり取り繕ったり言い訳したりして嫌な時間だった。自分の浅ましさ、狡猾さを突き付けられた感じ。頭が悪いわけではないからそれなりに隠せたりしてしまうのが尚のこと悪い。こんな気持ちを味わうなら人を殺したくないなあ、つまり、リミットが、制限があるから実行してないだけで、理性的でなくなったら一体どうなるのだろうかと気分が悪くなって目が覚めた。そういう日もある。