居眠り

長く長く電車に乗った。非効率の小さな旅だ。どうも疲れていたようで、居眠りをし、はっと目を覚ましたところ、乗り換えのひとつ手前の駅だった。

久々の居眠りだった。電車の旅ならではの。目が覚めて、意識も体も少しぎこちなく、その強張りが解けたあとの気持ちよさが格別で、少しだけ疲れがとれたか。

長くたくさん電車に乗った。最後はBECK'S COFFEEでアイスコーヒーをテイクアウトし、ポーションひとつ、ガムシロップふたつを流してかき混ぜたものを啜って帰路につく。