メモランダム vol.18

濃厚

他人の感情を摂取したい、とは最近の私にしては珍しいことを思う。つまりはブログを、日記を読んだらいいのではないでしょうか。どうやらまとまった思考の塊を読みたいらしい(それは小説ではない)。ラーメンでいう脂っこいものを食したい。粘度の高い、白濁した濃厚なスープを。

摂取したいなら、自分が拵えればいいのではないか。しかし素材が無い、方法も確立されていない。

 

切り刻まれ

恩田陸の『夜のピクニック』だったか『黒と茶の幻想』だったか、現代社会を生きる我々の時間は分節化されている、的な記述があって、本当にそうだよなあと思った中高生時代は今ほどにこの言葉の意味を理解していなかったし、切実ではなかったかもしれない。そして、おそらくもうちょっと長生きした先で私は同じことを思うだろう。人間というのは後からでしかわからないこともある。悲しいことに。ただ言葉を溜めることはできる生き物だ。

ということで、時間が切り刻まれているなあということを、お出かけ後の日常で痛感している。また慣れてしまうでしょうけれど、慣れる前の感覚を書いておくのは悪い試みではないでしょう。慣れることが悪いとも思わない。が、思っている以上に忙しなく生きているものだなと思う。

 

理想

散文を書くってのが一番の理想というか、元々はそういうコンセプトだったじゃないか? と思う。

 

酒的な

どうして書かずにやってられっか、という言葉はそのまま酒に置き換えられるのかもしれなくて苦笑した。私は酒を飲まない。

書くことで人に迷惑はかけていないか? まあ、直接的に悪様に罵ったり、書いた後に誰かを殴ったりすることはないから、いいと思うの。私の日記は読まない方がいい。