#3776

気が塞いでいるので、仕方ない、色々卸すか、と万年筆に手を伸ばしノートを広げる。プラチナ万年筆 #3776 CENTURY。

どこかに行きたいが行きたい場所がな

まで書いてインクが掠れて書けなくなった。え、あれ、ちゃんと万年筆はローテーションでこまめに使ってるからインク詰まりってことはないよな? え? とあたふたする。ボディをくるくると外せば、なんてことはない、ただのインク切れだった。

さてさて、カートリッジはどこだったか、と引き出しをいくつか開けては閉めて、見つけたカートリッジを装填する。入れる時はインクが跳ねることがあるのでペン先はキャップをつけておくと良い。

気を取り直して万年筆を握り直す。行きたい場所がなくても、まあいいかな、と思った。書けるだけ、書きたいことを書いてみよう。