水の上を駆ける

 水面に発泡スチロールの板が浮かんでいる。それが橋のようにどこまでもどこまでも続いている。とにかく足を動かして、次の板、次の板と走り続ける限りは水に落ちることはない。

 人生を生きる私のプレイスタイルは、この構図とよく似ている。足を動かし続ける限り、私は快活であり続ける。世界は驚きと不思議で満ち溢れ、日々は楽しい。止まればそこは、暗く深い沼になり果てるのだが。