その後の夢の話

人を殺した後の夢を見た。

教室で他の生徒がいる中で、大人に「私は人を殺しました」と告白するところから始まり、教室全体に戦慄が広がるのがわかった。わかりました、ゆっくり話を聞きましょうねと、何故かそのまま教室に放置され、たくさんの好奇の視線を浴び、高層ビルの上層階にあるクリニックみたいなところにシーンは移る。そこで人と話す。人を殺してしまったことへの罪の意識より、自分の身の回りのあらゆる人に迷惑をかけたという罪悪感の方が強く、体はどんよりと重たかった。自治体の祭りが入ってしまって診察は中断される。地上にある滝壺みたいなところに飛び込んで夢が終わった。

 

寝ぼけた頭で手近にあるはずのスマホを探る。明るすぎるディスプレイは3:56を表示していた。もう一眠りできるなあ。それぐらいは寝ぼけた頭で考えることはできた。眠る前に夢占いを調べておく。人を殺す夢は、大きな問題? はたまたストレス? わからないな。眠りに落ちる間際、霞んでいく頭で私は自分のストレスについてできる限り考えた。ストレスなら、多分、生活そのものに言える。逆に言うとそれ以上のストレスは思い当たるものがない。

暖房をつけてない冬の夜明け前の室内は、驚くほど寒かった。寒いというより痛いと表現する方が近いかもしれない。掛け布団を顎の下まで引っ張り、あとの記憶はない。