額縁

 日記に書いていた「がくぶち」が間違っていたことに気づく(「今日は画縁を買いに行った」)。画縁、ではなく、額縁だ。人間は間違えるというのにパソコンのキーボード変換はちっとも間違ってくれない。こりゃあ、人間の負けだと思う。それはさておき。

 初めてパズルを完成させた記念として、今回に限って額縁に入れて飾ることにした。次回以降はどうするか決めていない。完成させてばらばらにする、を繰り返すことになるとは思う。パズルで遊ぶということを重要視するならば、だけど。壁はスペースの限度がある。パズルは何回でもできる。

 家を出る前にサイズは予め測っておいて(思えば箱に書いてあるのだから箱を見れば良かったが、とにかくまじめにメジャーで測った)パズル屋(驚くことに世の中にはパズル専門店というのがあるのだ)に赴くと額縁を物色する。黒、白、赤、青、緑。パズルは全体的に水色だから、さて、赤は却下かな、黒はどうだろう、白は悪くない、と考え、緑の額縁を選択した(そしてこれは大正解だった)。

 額縁は案外大きい。持って帰るのにやや苦心した。苦心というより大きくて面倒。歪むのは嫌だからぞんざいに扱えない。

 すでに完成しているパズルを額縁に入れ、作業机に立てかける(壁に飾ろうと思ってたが、とりあえず置く)。正面に置いているので、顔を上げるたびにパズルと目が合う。ふふふん、となる。この絵柄を買って良かったなあと思った。綺麗な水色にシックで落ち着いた緑がよく似合っている。