カフェオレベースをとくとくと真空耐熱タンブラーに注ぐ。氷を入れて牛乳で割る。甘いカフェオレができる。カフェオレのべったりとした甘さが舌につきまとってイライラする。知っている甘さ。
6月のじめっとした空気と5月のカラッとした風がじゃれているような天気。
風が吹いているはずなのに室内になかなか入ってこない。熱がこもっていて、カフェオレのべたべたさを引き立ててさらにイライラする。
気がそぞろになっているのは心配事があるからで、明日明後日には一旦解消されるとわかっているし今さら私には何もできないこともわかっているのに、それでもやはり気が散る。今日はそういう日なのだと諦めてただただ時をやり過ごす。悔しいけれど、仕方のないことだと思うようにしよう。元気になったときに頑張ればいいのだ。
