朝5時半

 目覚まし時計に叩き起こされるまでもなく、朝5時半ぐらいに起きてしまう今日この頃。一体どんな体質改善なのだ、日の出が早くなってきているからか、寒くなくなったからか、とにかくかねてから願っていた「早起き人間になる」の夢は叶ったみたいだ。

 いつもこのブログは夜に書きがちなのだけれど、文章を書く時間帯とその内容は、私の場合は大いに関係しているではないかと思っている。あくまで私の場合は、だが。

 憂鬱なのは圧倒的に夜が多い。夜の私は一日を過ごした所為で疲れている。休日でも、平日でも。疲れている状態で書く文章にも意味があるけれど(疲れているということを記録する、という意味で)私は疲れた文章を量産し続けたいのか?と問われれば、それは「No」だろう。私は「発見」したいのだから。

 ということで、その日起こったことを即時性重視で書くなら夜だけれども(寝ると起こった出来事は自分の中で多少なりとも変容してしまうね)対象との距離をもう少しひらくという意味では、翌日書いたほうがいいのだろう。そんなことを考えている。

 朝は静かだ。夜も静かだけれど。性質の違う静かさだ。夜はここから眠るという安心感を帯びた静かさで、朝はここから一日が始まるという可能性に少々気が重たくなる。でも空気は澄んでいる静かさ。私はこれを、多くの人々がまだ夢の中にいる時間帯に書いている。嬉しいことです。