罫線と無地

 日頃私が使っているノート。整理したつもりが気を抜くといつの間にか増えている。

 人格を交代するように罫線タイプと無地のものを使い分けること。楽しいかもしれないとふと思った。

 普段は無地のノートを愛用しているが、時々罫線タイプに戻りたくなる。真っすぐと均等に確かに引かれた線の"正しさ"のようなものに安心する。布団にくるまれてぬくぬくとするような、そんな心地。

 何を書くかって?大体単語ですよ。今日書いたこと。

 

 散歩

 靴の中の砂利

 コーヒーが飲みたい

 罫線に対する愛しさ

 ノートA、ノートB

 波のある生活

 歌詞を書くように

 

 そうでもないな?こんな感じ。とるに足らない、細々した何か。

 奔放だけど細かいところは細かい、不安定で移り気な私らしい使い方、かもしれない。どちらも必要で、どちらか一方に絞らなくていいのだ。

 自分の中にある"揺らぎ"を認められること。それが強さなのだと私は思う。