缶コーヒーの無糖

 缶コーヒーの無糖をどのように飲めばいいかわからない。

 大好きな風呂上がりの、あるいは、仕事終わりの烏龍茶のように無造作に胃に流し込めばいいのか。砂糖を入れてゆっくりじんわりと飲むあたたかい紅茶のように考えればいいのか。前者であれば苦みは気にならない。丁寧に飲めばやっぱり苦いと感じる。適当に飲むにはコーヒーというのは複雑になりすぎた、と私は結論付ける。コーヒーは奥深い深淵。現に缶コーヒーはたったの185gぞ。この少なさは「丁寧に飲むがよかろう」と言っているようなものではないか。

 ということで、私は風呂上がりに缶コーヒーの無糖をグイグイと煽った。カフェイン?そんなもの知るか。(あんまり寝付けないとかそういうことがない)