冬至

 今年の冬は寒い。天気予報を見ないから今何度なのかわからないし、数値とキンと肌が痺れる感覚をわざわざ結びつけなくてもよかろうと私は今日も天気予報を見ない。太平洋側の冬は、雨が降る心配をほとんどしなくていい。

 1日の中で1番日が短いです。それが冬至。正直信じられない。1月とか2月の方が日が短いって思っているから。根拠もないのに、多分ただ寒いというだけで。しかし今日という日は夜が最大領域を獲得する日であり暗闇の底なのかと思うと、テンションが上がる。体感として日が一番短いということを理解していなくても、今日に限っては夜の力が一番強いんだぜ。

 最近、あまり視覚を使っていない。陽の光の色を忘れてしまっている。光が見たい。書かなければ。