トムヤムクンヌードル

 日清のトムヤムクンヌードルは、酸っぱいのか甘いのかわからず混乱する味。最初は苦手だなと思っていたけれど、二回目、三回目と食べるうちにそのユニークさを面白がる自分がいて、今日もまたコンビニで買ってしまった。

 ユニークというのは、つまり日本の「さしすせそ」の調味料どれにも当たらない味ということで「よくわからないけれど美味しい」の身近な事例は多分タイ料理ではなかろうか。

 そういえば、最近ある街でベトナム料理屋さんを発見した。気になって仕方がないのでタイミングを見計らって行きたいと思っている。

 ああ、食べ物の話ばっかり。食べることが好きなんだなあといい加減認めざるを得ないけれど、特別に美味しいものを食べたいとは思っていないし、どちらかと言えば食べることは手っ取り早い刺激だからというだけの理由なのだ、多分私が食べることを楽しいと思っているのは。毎日少しでも違うものを食べれば、今日は昨日とも一昨日とも違う今日で、私は毎日同じような服を着ることには耐えられるけれど、毎日同じものを食べるのも期間限定なら大丈夫だろうけれど、それでもきっとどこかのお店で「いただきます」と一人手を合わせたくなるし、コンビニでつい食べたことのない食べ物を買ってしまうだろう。食べることは冒険なのだ。