パノラマ 〜散歩に行く vol.18〜

蒼山幸子のPANORAMAを聴きながら散歩。「音もなくキスをしたら 瞬く間に街はパノラマ」というフレーズが素敵。名もなき感情を整理することなく、箱に詰めて閉じ込めるわけでもなく、大気にさらして、外界と内面が接続して、まさしく世界が横長に広がっていく感覚がいい。冬、薄く高い空、剥き出しの枝を太陽の光に透かして見上げる風景に良く似合うから、この曲は冬の晴れた寒い日に聴くのがいいけども、水のあるところで聴くのも良さそうだ。夏、人工的な水辺。