読者

ブログというものを更新している。そのモチベーションはとっくに私の肉体に溶け込んでしまい、遠く彼方に運ばれたきりだ。

ブログの読者数というものは時々増えたり、時々減ったりする。その増減について考えたこともあるけれど、今は気にすることがない。確かなのは、ずっと読者でいることは難しいし、ずっと読者でいてもらうのも難しいということだ。その困難さをどちらも理解しているからこそ、私は読者数というものが気にならなくなったのかもしれない。

難しさは、私たちがお互いに生きているからで、変化し続けるからだろう。何に惹かれ、何を尊ぶのかも変わり続ける中で、読者でいることも、読者でいてもらうことも流れ、変化していく。それは自然の道理であり、誰かにとっては悲しいことかもしれないが、悲しんでいると辛くなるだけだというのが私の考えだ。

断絶している。読んでもらえることが不思議である一方、私は私の好きなことを好きなように書いているので内容に共感や関心を寄せてもらうのは嬉しいと思う。不思議さと喜びが交わることはなく、並行に延びていくだけだ。

読者数だけでなく、はてなブログには、はてなスターというものがあるし、アクセス数というものもある。読者と同じようにそれらについても一喜一憂はしない。私が好きな私の文章のはてなスターは往々にして少なかったりするわけで、そういうところも面白い。何を面白いとするかは人によって全く異なるということを、ブログを通して学んでいる。

孤独に自分自身がどれだけ耐えられるかということだと思う。書くということは、それがどういうものであれ、本質的には孤独なことのように思う。理解されたいか、認められたいか、そういう欲の多寡に関わらず、孤独なことだ。その孤独さは、例えば誰かと会話するときにも、誰かといるときにも付きまとうけれども。

どうしてブログを続けているかわからないな。いつまでも誰かの読者であり続けることが可能なのかも、わからん。