犬笛

金田一少年の事件簿では、なんのエピソードだったかまでは言わないが犬笛が登場する話がある。幼い頃それを読んで、以来記憶に残ってしまっている犬笛。

近頃は「ああ、これは犬笛だな」と思う出来事がちらちらほらあって、犬笛を吹く奴も大概だが、己が犬だと自覚できてない奴も同じようなものではないか、と思ったりする。そしてそれは自分自身にブーメランとして返ってくるのだが。

調教、そして脊髄反射

犬笛を実際に使うには、ある程度の訓練が必要だと思っている。犬を動かすには仕込みが必要ではないか。となると、無意識に犬っぽくなってしまっている人も一夜漬けとかではなく、ある程度の時間「仕込まれていた」と言えるだろう。

犬にならない為に何ができるだろう。疑い過ぎず疑うこと。自分も相手も、正しいこともあれば正しくないこともあるということ。誰かの犬である可能性を認識すること。