藪蛇

他人のことなんて知ったこっちゃないし、私は私の領分を把握してるつもりだけれど、好奇心で藪をつついて蛇を出してしまうことがある。そして、その結果誰かを面倒に巻き込んだり事態を悪化させたり傷つけることもある。そういうとき「私って最悪だなー」とひとしきり自己嫌悪の渦に揉まれた後に、何が残るだろう。ボロ雑巾みたいな私。

そもそも巻き込まれる相手に落ち度があることも多い。それでもやはり私が余計なことをしたばっかりに(たとえ親切心でも!)という、後悔を薄めたポカリみたいな後味の悪さは悲しいものだ(ポカリスエットは然るべきに飲めばそれはおいしい)。まったくもって悲しい。もっとみんなしっかりしてほしいって思う。他人なんて知ったことではないのに。で、私はその口を噤みなさい。今すぐに。