ポップコーン vol.2

 セブンイレブンのポップコーン(塩バター風味のポップコーン)を買って食べてみる。家の鍋でぱんぱか弾けさせたポップコーン(爆裂種を油をひいた鍋にざらざらと入れて蓋をして加熱させる)の方が1.5倍くらいおいしいと思った。私のお気に入りの食べ方は醤油を回しかけた上で七味を振りかけたやつ。というか、それしか作り方がわからない。塩味は塩を振りかけるだけでいいとわかっているけれども「えー、塩入れるの?」 という謎の億劫さで一度も作ったことがない。ポップコーンを作るときは透明な蓋の方がいい。蒸気で曇ってしまうかもしれないけど、それでも勢いよく弾ける種を見ることができるかもしれない。あとは私に食べられるだけの運命などそっちのけで弾けるポップコーンを可哀そうだなんて思う心は持っていないが、弾ける様は見ていて元気になる。それは雨を裏側から見るビニール傘と同じ高揚感なのだと、この文章を書いていて気がついた。私はビニール傘が好き。いいかげんコンビニではなくちゃんとした(ちゃんとした)ビニール傘を買いたいものだ。そう、あまりに気が早すぎるけれど、梅雨の季節が到来する前に。去年も同じことを言っているから今年はいいかげん買う。