風呂敷

 風呂敷を買う。なかなか持ち歩く習慣がつかないエコバッグの代わりになればいいなという願いを込めて。

 本を返し再び借りるべく図書館に行くので、試しに風呂敷で包んでみることにする(返却する本は8冊)。広げた風呂敷の真ん中に本を平積みにして、対角線の角をそれぞれ持ってぎゅっと本結び。続いてもう一つの対角線の角を持って結ぶ。手で持つ。ええい、驚くほど持ちやすい(個人的意見)。もしかして、本を持ち運ぶのに一番持ちやすいのでは。あとはやっぱり古典的(古典的?)泥棒がやっているように背負うのがいいのかもしれない。それもリュックとかではなく、背中の肩甲骨あたりにピタッとくっつけて。やらないけど。手で持って腕を下げて体の低いところで持つのは案外楽なのだということを発見した。トートバッグに入れて肩から提げると本の重さ故かバランスとりずらくて歩きにくいと思っていたので、次からは風呂敷方式でやっていこうと思う。

 風呂敷。折り紙的思考。使う者の自由な発想で様々なことに使えそうでわくわくする。今のところ考えられるのは、旗(旗)、止血帯、腰エプロン、風向きを知る為に使う(手で持っておけば風が吹いた向きがわかる)、レジャーシート替わりに尻の下に敷く、バンダナ等々。もちろん今後はエコバッグ代わりに使うつもり。