散る文

 ななチキと赤飯のおにぎりと半熟ゆで卵を食べ、私の自棄モードはフィナーレにさしかかる。その日はストレッチもせず(最近寝る前のストレッチをするようになった)部屋の元気も消さず、あと10分したら起きるからとタイマーをセットして案の定起きられず翌朝を迎えた。寝落ちた翌日は最低で最高な気分。私の体温で温みがあるタオルケットに頬ずりをする。

 万年筆でカリカリとりとめもないことを書き綴る。

 

私が私を殺す。でないと私がやりたいことができない。

  

無駄なことを考えている時間が無駄ということはわかってら。

 

タオルケットが最高に好き。

 

 「た」の書き方が嫌い。「を」が上手く書けない。私の書く「か」が好き。

 

 本当は黒色でつやつやとしたボディの万年筆を買おうと思っていたのだけれど、お店に行く前に(伊東屋に行きたかった)緊急事態宣言が出されてしまった。急ぎではないから大丈夫だけれどね。

 

 言葉を散らしていく。短く。そうして何かを少しずつ解放していき、失った部分を埋めるようにまた何かを溜めこんでいく。

 

 ぶんぶん。私は虫取り網を振り回す。肩から緑色の格子でできた虫取りかごをさげている。

 

 

【今日の収穫】

  • バジルシロップ
  • 腹蔵
  • シンスプリント