GWの過ごし方

 連休であるが、特別なことが何もない。昼に散歩がてらスーパーに行き、夕方にまた散歩に出かける。風がほどほどに吹き、からりとした湿度で気持ちよい一日だった。

 どこかに出かけなければならないのか。休みは充実していないといけないのか。いいえ。そんなことはありません。頭ではわかっているけれど、「充実」していない自分の一日に苛立っているのが、笑えてしまう。一日の過ごし方に正解があるわけではないのに。誰かと私の休日を比較して色々と考え込むのではなく、限られた人生の中の一日をこのように過ごしていいのだろうか、という対自分の煩悶だ。

 休み方が下手なのは、おそらくは、柱がないからだろう。相対的に物事を考えがちなのだ。自分では決められないことが、まだまだ多い。仕事がある日は、労働時間が柱。それは多分良くないことだろうね(本当は逆だ)。私は働く時間の隙間で何ができるだろうと考えるのが楽しい。けれど、休日は柱がない。まっさらな一日が与えられました。じゃあ、あなたは何をしますか。そう問われても回答できない。だから、柱を作ったほうがいいのかもしれないね。この文章を書きながら思いました。少し検討しようと思う。

 なんにせよ、心穏やかに、GWが終わっても過度に落ちないように、エンジンを完全に停止することなく過ごしたいと思う。