寝しな

寝落ちすることが以前よりも減り、その日を振り返りながら眠りにつくことが増えたことで、「ああ、死ぬまでに残った時間がまた一日減ったんだなあ」と思うことも増えた。落ち込むわけでもなく、ただの事実としてそれを受けとめる。明日は何ができるかなと頭の隅っこで考えて気がつけば落ちて、朝。

私の好きな薄まったカルピスとか、氷をどばどば入れたオレンジジュースの濃度のような、うっすい離人感についていくら考えても仕方がなく、170日程書くことのできた日記の厚みを親指と人差し指を広げて測ったあの感覚を反芻し、どうにか意識を繋ぎ止めている。今は実感がないだろうけど、日中の私はまあなんとかやっているんだぜ、えらいよな、と労りの言葉をかける。

そういや、体重を測るときはなるべく同じ時間同じ条件にした方が比較がしやすいということで、実験みたいだ、そりゃそうだよなと思って、実際私もそのように体重を測ってるけど、このブログにおいても条件はなるべく揃えた方がいいのだろうか。いや、揃えたら揃えたでまた新しい試みになる、ということでしょう。最近は寝しなに書いている。実のところあまり好ましく思ってない。