raindrops

 恋をして終わりを告げ、たわけではなく、雨が降っていて桜が咲いているならそれはSAKURAドロップス宇多田ヒカル)なのである。もう当分(それこそあと1年くらいは)聴かないだろうと思うくらい、延々と聴いていた。

 どうでもいい思い出話をしていいか。SAKURAドロップスというと、私は牛角を思い出す。あの焼肉チェーン店である。昔、近所に牛角があって、家族で牛角を食べに行こうと(家族じゃなかったかもしれない、それは友だち一家かも)牛角に行く道か帰る道か、私はSAKURAドロップスを聴きながら歩いた。ウォークマンに入れていたのだろうか、その頃私は自前の音楽機器を持っていなかったはずだが確かにSAKURAドロップスだった。それだけを覚えているのだ。

 

 

 

 

 可愛いー。そして私は長靴を履いているのでどんな雨でもぜんぜん平気。

 雨の海も乙なものだろうと、移動する。雨に備えて長靴を履いたのだから私は歩かない、絶対歩かないと思って、結局めちゃめちゃ歩いていた。最悪だ。どうしていつもこうなんだ(好きで歩いているのだから仕方がない)。

 

 これを書きながら改めてSAKURAドロップスを聴いている(当分とは)。最後の歌詞は、「好きで好きでどうしようもない」「それとこれとは関係無い」だということに今気づいた。一体私はこの曲を何年聴いているのだ。それとこれとは関係ない、ってのはいい言葉だな(ふふふ)。それとこれとは関係ない。AとBは個別具体的な別のもの。

 

 どこ?