ホットケーキ

ホットケーキ

リンゴを砂糖で煮詰めたもの(シナモンをこれでもかと振り入れた)を種に混ぜ込みホットケーキを作る。最初の一枚は焼き過ぎて少し焦げた。料理をするときは本を読むことが多いので、例に漏れず短いエッセイを読みながら焼いている。と、だいたい要領が掴めてきて、その短いエッセイの半分まで読んだらひっくり返し、もう半分を読み終わったらもう一度ひっくり返せばちょうど良い塩梅の焼き加減になることを発見する。タイマーなど必要ないのだ。失敗したのは最初だけで、あとはうまく焼けたと思う。食べるとリンゴがしゃりしゃりと甘く、美味しかった。

 

待合室

今から思えば、そうか、大阪のビル火災の事件の影響だろうなあと思うけど、今日の夢は火災なのか通り魔なのか何かの化学ガスなのか、そういう物騒な時間に巻き込まれた夢だった。

救急車で担ぎ込まれたくせに、古びた待合室で順番を待つ私。そこには昔の知り合いがいて新聞を読んでいた(新聞を読むような人ではないのに)。待合室の壁の上の方は明かり取りの窓になっていて、そこから夕日が差し込み、なんとも言えない物悲しい雰囲気で、私は受付の人に自分の状態を懸命に説明する。そして夜になったところで夢から醒めた。

夢の方が現実より面白い。それが時々こわい内容であるのは残念だけど。