写真

 写真を撮っている。

毎月10枚選んでいる写真も310枚になった。

310 - 透明で不可能性

 撮った写真をネットプリントに出す、というのは以前からやっていたことだけど、直近8か月と印刷できていないものを含めて100枚ほどプリントしてもらうことにする。写真というのはなかなか厚みがあるものだ、ということを、写真をプリントするようになってから知った。

 そこそこの束になった写真一枚いちまい見ていく。裏側に日付とどこで撮ったものかを書いていく。データはあるので撮影日は容易に特定できるけれど、撮影場所のメモは控えていないのであやふやな時はスケジュール帳を見返す。そうはいっても、大概の写真は撮影した場所や状況を覚えていた。

 どうして印刷するのか。馬鹿じゃないか。言われそうだ。誰に?誰かに。私も馬鹿げていると思っている。でも、あれこれ言われる筋合いもないような気がした。

 「時間が経つのは早いね」という言葉が嫌い。そんなこと言いたくない。私はまだ何もできていない。