ジョギング

ジョグ vol.14

久々。どうしてジョグを?てっとり早く疲れたいから。あとは、元々その気だったから。どういうことかというと、そもそも歩くことを習慣づけようと思ったのは、自分のメンタルヘルスとして、そして運動不足を少しでも解消したいからで、歩くことができなけれ…

ジョグ vol.13 麦茶

いつもならスポドリの粉末を水で溶かしたものをボトルに詰めて走るけども、面倒なので100円玉二枚をポケットにそのまま入れて家を出た。途中の自動販売機で適当なスポドリを買おうと思った。が、160円だったので(ポカリだし)その隣の麦茶130円を買った。そ…

ジョグ vol.12 面倒と後悔

ジョギングシューズではなく普段使いのスニーカーを履いてきてしまった。走り始めてすぐに気づく。引き返そうか。いいや、面倒。このまま走ろう。そう決めたはいいものの、後ろ髪引かれる。普通のスニーカーで走れば走るほど「ジョギングシューズで快適に走…

ジョグ vol.11

きりりと締め上げるような寒さだ。冬が来てしまった。ジョグ。体が少し重たい。1週間とちょっと以来のジョグだけど、重たいの? 気持ち、スピードを緩める。ただでさえペースは遅いのに、もはや歩いた方が早いのでは、と思う速度でとろとろと走る。それもま…

たどり着かないカルピス

ジョグ。青白く光る自販機、最上段右端にあるカルピスを買おうと、ポケットからぴかぴかの五百円玉を取り出す。投入口に入れると五百円玉は自販機に吸い込まれ、その体内を落ち、次の瞬間釣り銭口が空しく鳴った。む。返却された五百円玉を取り出し、もう一…

ジョグ vol.10

走ることが久々なわけではなく(おかしなことに、ここ半年で八月は一番走った回数が多い、一番暑いのに!)走ることについて書くのが久々なのであった。 まず外に出て思う。涼しい!!びっくりマーク二つ分の感動。ここから徐々に涼しくなり、半袖で走るのが…

ジョグ vol.9

ウォーターボトルを買ったので、もうペットボトルを買う必要はない。スポドリの粉末を適当な量入れて水を入れてバシャバシャ振る。イヤフォンをつけて、スマホと鍵をポケットに入れてボトルを持って外に出る。そしてゆっくりと走る。目分量で作るスポーツド…

ジョグ vol.8

いよいよ半袖で走れる季節になった。しばらく—9月いっぱいぐらいまでは—このまま肘から手先まで布がない服で走れるだろう。私は長袖がおそらくあまり好きではない。 5月15日の夜は半袖で出歩くには少し肌寒い。それでもゆっくり走り始めれば体が温まっていき…

ジョグ vol.7

今日も今日とて走る。履きなれた蛍光ピンクのシューズに足を入れ外に出ると案外寒くて体に震えが走った。こんなはずではなかった。とはいえ、10分も走れば寒さなどどこ吹く風になることを経験上知っている。走り始める。 夜は何にも見えないなあと思う。当た…

ジョグ vol.6

思考が途切れることの無いように、長く長く走りたいという欲求が時々沸いてくるものだ。その欲求に従い、いつもより1㎞だけ長く走る。本当はもっと長く走るべきだが、夜は遅い、今は昼間に走りたい気分ではない。 とはいえ、明確に何か考え事をしながら走る…

ジョグ vol.5

久々に走る。それはそれはゆっくりと走る。何も希求することのないジョギングは凪そのもので、走って良かったなあと思いながら帰路につく。 今読んでいる本(『言語が消滅する前に』)にハンナ・アレントの言葉を引っ張るところがあって、孤独(ソリチュード…

ジョグ vol.4

ジョグ。雪の降らないこの町は、走るのにぴったりの季節を迎える。 雨も上がり、路面は黒々と濡れそぼる。乾いているときより街灯の光が柔らかなように思えるのは錯覚だろう、しかし、雨上がりの夜の町を走るのは楽しい。 「頭が良くなりてえな」と、私は走…

ジョグ vol.3

雨雲と雨雲の隙間を走った。アスファルトは濡れ、街灯でぬらぬらと艶やかに光る。鈴虫があちらこちらで鳴り、道端に生えた長い雑草が脛に触れた。雨露が冷たかった。 切り替えるということについて考えている。私には内省する時間が必要だと思う。それは例え…

ジョグ vol.2

昨日の朝には熱が引いたので、昨日は様子を見ながら散歩、今日は15分程度の短い時間をゆっくりとジョグ。良い時間を過ごしているが、果たしてわたしだけ良い時間を過ごしていいものなのだろうか、つまり、幸せであっていいのだろうかと思わなくもないわけで…

ジョグ

ジョギング。澄み渡る青空。高く遠い空の下、私は一歩目を前に出す。 「ままならない」 走りながらこの言葉が脳内をぐるぐるしている。ままならない、ままならない、ままならない!思うように走れない。すぐ疲れる。息が荒くなる。体が重たい。恥ずかしい。…