2026-01-01から1ヶ月間の記事一覧

Wind

Windを聴き終えて枕元のライトを消す。子どもの頃の私は、この曲のことがそこまで好きではなかったのに、今は異なることを考えている。寂寥に胸が掻き乱される。掻き乱されるほどの、年月は重ねたということかもしれない。ろくな思い出は無いのだけど。

面白いこと

1年前、私はハンズで小さなステッカーを買った。テイクアウトしたコーヒーのカップの、なんてことないデザインのステッカー。私はそれを、名刺大の紙を入れられる、半透明の蓋つきの四角いケースに貼った。 どうしてそんなことを覚えているのかというと「お…

星新一

電車に乗り、ある駅で下車して川へと向かう。途中で古書店を見つける。引き戸を開けるとガラガラと鳴った。正方形の棚が並んでいる。ざっと店内を歩き回り、星新一の文庫本以外に欲しいものはなかったのでそれを店番のところに持っていった。新潮文庫のプレ…

ノートの書き方

「冬のなんかさ、春のなんかね」の主人公が頭に浮かんだことを書きつけるノートは、モレスキンではないかと思っている。モレスキンではない可能性もある。 昔々。無印良品にはモレスキンのハードカバーぽいノートが売られていた。あれは今考えても良いノート…

ICレコーダー

1月20日だと思っていた。1月21日だった。 「2026年1月20日、時刻は21:21…」 散歩中にICレコーダーをつけられるようなら、そして、私にその為のエネルギーがあるなら、私はレコーダーの電源を入れて一人ラジオみたいなことをする。大して喋ることがないよう……

A4のバインダー

無印良品のA4のバインダーを買う。B5のバインダーを使うのを中断してA4の方に鞍替えする。どうして? A5とB5の違いはさほど無いが、A5とA4は明らかにサイズが異なるからだ。 私はA5サイズが好きなのだけど、B5に浮気してしまうことがしばしばあって、どちら…

カイワレ

金髪の男とすれ違った。男は黒い腰巻エプロンを身につけているような気がした。彼は電話をしているような気がした。そして、もう片方の手でカイワレ2パックを持っているような気がした。気がついて振り向いたときには男の姿は背中でしか捉えることができず、…

ドラマ人間

癒えない。 Netflixで「悪の心を読む者たち」を視聴。面白いので引き続き観たいと思っている。 この作品は、実際の事件もモデルにしているとのことで、観ていて心が休まるドラマかというと決してそんなことはないのだけれど、不思議と心が落ち着く。人々の尊…

縄跳び

再開の縄跳び。トレーニング欲が上向いている。決して嫌になることのない強度で、ぺちんぺちんと跳ぶ。喉の下の方が熱くなる。爪先が己が肉体を跳ね上げられなくなる。 この文章を読む人以外は誰も、町のどこか片隅で、私が一人縄跳びと戯れていることを知ら…

メモ帳

日記とかメモとか大好き。幾度となく挑戦して、幾度となく挫折して、しかし、日記を綴ることやメモを残すことはやめられない。 今回チャレンジしているのは、 あとで読み返そうと思わない あとで整理しようとも思わない ただ頭に浮かんで「書いてもいいな」…

回転寿司

回転寿司チェーンでは、席にあるパネルから食べたい寿司ネタをピンポイントで注文することができる店が多い。そのシステムを私はあまり使わない。使わないに越したことがないなら、使わない。自分の食べたことのあるものばかり食べるからだ。 私ではない誰か…

歩道橋

散歩コースに歩道橋を組み込む。階段は負荷だ。たかが歩道橋かもしれないが、負荷が欲しいと思ったので。あと、毎日それを上ること(下りること)を自覚的に行いたいと思ったので。 たとえば普段電車を利用するとき。余程のことがなければ階段を使うけれども…

箱を手に入れた。本を入れるための箱だ。机の上に「でん」と置いて、読んでいる本だけ(あとは「マイブック」も)入れる。数冊並行して読むのが好きな私で、しかしあまりに多くに手を出さないよう、箱で制限をかけるという魂胆だ。かなり気に入っている箱で…

厳密に

休みに映画「ひゃくえむ。」を観て、ずっと何かを考えている。 面白かった。哲学的だった。わかるようでわからない台詞があった。 思えば面白いことに、フィクションというのは台詞が決まっている。彼ら彼女らが何を話すのか、事前に決まっていることが多い…

放り投げられた

いつも通りに過ごしている。散歩に出かける。道端に軽ワゴンが二台止まっていて、若い男が運転しているようだった。宅配だろう、後ろのドアが開いて、互いに宅配物を調整しているのかもしれない。 一人の男が助手席のドアを開け、茶色の小さな箱を放った。そ…