2025-08-01から1ヶ月間の記事一覧
早く着きすぎた。外気は暑い。仕方がない。どこか腰を下ろせる場所がないか探していると見つけた。ビルとビルとビルの狭間の通り道、その脇につるりとした石のベンチがある。日陰だし人気も少ないからと、私はそこで10分ほど時間を潰そうと決める。 お腹が空…
ネクライトーキーの楽曲の中に「波のある生活」という曲がある。ことあるごとに私はそれを「本当だ」と思う。 生活には波がある。昨日できていたことが、今日できなかったりする。昨日できなかったことが、今日はできたりもする。昨日考えなかったことを、今…
仕事を記録したくて無印のフリースケジュール帳(ちょっと厚め)を買う。そこに仕事について色々書こうと思って。もう一冊、自分の中のプロジェクト的なものを書く為に、買ってもいいかなとさえ思う。私は、ノートが大好きだ。 仕事ができるようになりたいが…
アンニュイな気分。すべてのことがどうでもよくないと思いながら、それをどうでもいいと思って取り組むような感じ。仕事。仕事も、どうでもよくないけど、どうでもいい。このモードになるってことは、疲れているか空腹か手持ち無沙汰の空隙かどれかで、とり…
休日の東京ドームの外周をくるっと歩く。見たところジャイアンツとベイスターズのデイゲームのようだった。入場の時間のようで、ユニフォームを着たりタオルを首にかけたりキャップを被ったりしている老若男女が、楽しそうに列に並んでいるのがわかる。本当…
仕事で目標設定をしなければならない。自分で設定した目標を達成できたかどうか。達成できなかったにせよ、どう試みたか、が評価になり、それを元に昇給とか関わってくる、らしい。 私は目標というのが昔から苦手だ。だってどうせ変わるじゃんと思ってたから…
自動ドアが開き、私は、ストン、ストンと正面玄関の階段を降りる。靴音が小気味よく鳴る。暑い空気に閉じ込められている。思ったより気温が下がってないな。そんなことを考えながら駅までの道を一人歩く。 昼休みに女王蜂のアルバム『悪』を聴いていた。その…
81÷3の答えは27なのだが、計算アプリでぱっと答えられたのが嬉しかった。直感的なものだった。数字そのままにビジュアル的に解いているような節がある。
ぼんやりとした朝だ。決め手となる感情が無いというか、何もない。時間と空間と、事物と、それだけって感じ。 少し勉強して少しメモをまとめて漠然と支度をして、家を出る。 電車に揺られながら、自分がチェスの駒、あるいは、RPGで操作するキャラクターのよ…
車を運転するのは好きだが、どうもストレスがかかる。でも私は、ハンドルを切ることも、アクセルやブレーキを踏むことも、レバーを操作することも、好きなのだと思う。鍵を回すこと、その感触が好きだ。子ども用のスクーターに乗って地面を蹴る感覚も好きだ…
私はカフェを探していた。しかし、歩いて出会うカフェはどこも混雑していて、ここにしようと決めることもできるがいまいち決め手に欠け、私は盆の東京を歩く。 こういうとき、商業施設や観光に沸くエリアは避けるべきで、どちらかといえばビジネス街になるの…
食べたものの味とか匂いとか、その詳細を容易く忘れる。悔しい。なので最近は印象に残った食べ物のこと、その周囲にあるものを、なるべく日記めいたものに書き留めようとしている。 明太クリームパスタを食べた。といっても、私は余ったものをもらったに過ぎ…
耳栓のケースと鍵1と鍵2につけるキーホルダーが欲しい。 ふと、気づくのだが、私は自分の持ち物にキーホルダーをつける習慣がない。唯一、自宅の鍵につけている革のキーホルダーは、大洗の水族館に単身遊びに出かけたときの、シロワニのイラストが印字され…
責任感 責任感について考えていた。 私は、おそらく「責任感が強い」と評される人間なのだけど、そのルーツはどこにあるのか。私の責任感とは何か。 私は、自分がやると決めたことはやり遂げたい傾向にある。しかしこれには条件があり「他者が関係する事柄」…
カフェの店内の片隅で、ツバメノートを開き、日記めいたものを書いている。ペンを持つ手が止まることはない。止まるとすれば、小休止といったところ。昔から、何を書くかに困ることはなく、どのように書くかについて考えこむことはあった。 一つの段落で、様…
物騒な話をしよう。 私は大体小学生の高学年ぐらいまで、学校が終わって帰宅した家で、いわゆるサスペンスドラマの再放送をよく見ていた。母親が家事の間に見ていたのだ。 母と娘の間に、サスペンスドラマの講評会のようなものはついぞ開かれることはなかっ…
たまたまモレスキンをもらうことってあるんだ、と思う。モレスキンをもらった。ソフトカバータイプ。個人的には「もうモレスキンのことなんて考えたくないの!」という風で、私の飽き性に対してモレスキンはあまりに荷が重すぎる。 最近、忙しくなってきた。…
餃子を作ろうと思い、にらを買ってなかったので買う。レシートに印字された「にら」の二文字、愛おしいなと思い写真に撮る。一番上は「料理用カレー粉」なのだけど、買った本人でさえ、理解するのに数分を要した。そして、ミックスと10円しか違わないLサイズ…
「彼女たちのアボリジナル・アート オーストラリア現代美術」を観に行く。リニューアルオープンしたときに、たまたま訪れて以来だと思う。また行きたいと思っていた。 やっぱり現代アートが好きなんだなあと思う。抽象的な作品が好き。カラフルでビビッとな…
この蒸し暑い夜に、久々にジョギング。どうかしている。でも「走ってみてもいいかな」と思ったので走る。楽しかった。 暑いことなどさしたる問題ではない。より大事になってくるのは、決して無理をせず、苦しくない程度のスピードに収めることである。どうし…
行きたかった神社に行く。神社といっても、私はみくじも引かないし御朱印帳もつけないし、賽銭箱に銭を投げるのも躊躇うし、だけど寺社や境内の雰囲気が好きで、行く。 やっぱり願いたいこと、祈りたいことがなくて、手を合わせるときに空白があった。願って…