2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

国道沿い

雨の中、私はひとり国道沿いを歩く。 どうして?雨の中を歩きたいからに決まっているじゃない。わかりきったこと聞かないでくれる? 目的のホームセンターは歩いて1時間くらいだった。GoogleMapは「34分くらいで着くよ!」と教えてくれたのに倍の時間がかか…

雨も幕も上がる

一晩中降り続いた雨は、午後四時ごろあがった。 暗闇の方から聞こえてくる雨音。しとしとと降る雨は地上にかかる紗幕のはたらきをしていて、私は世界からポコンと押し出されてしまったような、そんな心許無さを感じる。ひとり机に向かいながら書き物をする私…

予約投稿

少しブログの投稿システムを変えている。やり方は試行錯誤の真っ最中。今は記事を書き溜めて予約投稿することを検討。 別のブログは、時間が空いているときや気が向いたときに一気に数本書き溜めて決まった時間帯、決まった間隔で予約投稿している。これが結…

カフェラテ散歩

カフェラテを飲みたいので、帰りにコーヒースタンドに寄る。 レジでカフェラテを受け取ると(こだわっているお店だから少々時間を要した)私はストローを口に含む。無糖のカフェラテを飲むと気づく。私はカフェラテを飲みたかったのではなく、カフェラテを飲…

朝5時半

目覚まし時計に叩き起こされるまでもなく、朝5時半ぐらいに起きてしまう今日この頃。一体どんな体質改善なのだ、日の出が早くなってきているからか、寒くなくなったからか、とにかくかねてから願っていた「早起き人間になる」の夢は叶ったみたいだ。 いつも…

ハムエッグ

ハムエッグを作る。ハムエッグって作り方が難しいと感じてしまう。私は固めの目玉焼きが好きで、そうなると長めに火にかけないといけないわけだが、それではハムに火が入りすぎてしまうのではないか。まだまだ実験中である。何故ならハムエッグは半年に1回く…

調子

調子が良くないと感じる。書く文章でなんとなくわかること、ありがたい。何故?と問われても答えがなく、そのうち元通りになるけれど、好きな文章が書けないのは少し嫌かもしれない。

2021年4月22日

腕に鼻を寄せると昨日のプールの匂いがした。私はこの匂いが好き。窓から入り込んでくる風は鋭く冷たくて気持ちがいい。再び書き始めた読書ノート(わたしは一体何冊のノートを持っているのだろう)。鶏白湯キューブを入れて作る鍋焼きうどん。 落とした卵は…

I want to hate you

おにぎりを買って食べることが趣味みたいなものだから、コンビニで高菜明太おにぎり1つ買う。おにぎりたった1つを買うことは結構自信を必要とする。2つ3つだと食事として食べるのだなと思ってもらえそうだけれど、たった1つのおにぎりは「おにぎりを食べるこ…

ノート

使っているノートがもうすぐ終わりそうだったので(今回もちゃんと最後まで書き終えることができそうだ)次に使う用のノートを見繕いに行く。 洋服でも本でも食べ物でも、何かを買うということは何かを選ぶということであり、何かを選ぶということは何かを決…

風光る

BGMはFF10-2の『久遠~光と波の記憶~』にしたい(FF10-2は遊んだことがないのによく言う)。 道端のケシの花。 遠くに見える名の知らぬ山々。 自転車を漕ぎながら写真を撮るというリスキーな行為(もちろん周囲に人がいないことは確認したうえで)。 アシだ…

完璧なる球体

完璧なる球体だと思った。惚れてしまったので写真を撮った。

ミサンガ

茶色のマンションの入り口付近には正面階段があって、スロープも用意されている。そのスロープの縁(へり)にスーツ姿の男が座ってスマートフォンを操作している。私とさほど年頃は変わらないだろう。では何を以て私より年上か年下か判断するかといえば、ス…

白熱灯

密が生まれ育った団地で思い出すのは、まず階段の踊り場の白熱灯だった。 五階建ての団地は、いつもどこかの踊り場の白熱灯が切れかかっていた。夜になると明滅する灯り。椎奈はちろちろ点いたり消えたりする灯りの下では本が読みづらいからと、今日は一階か…

洗濯機が置かれている一画の壁に名の知らぬ蛾がいた。 ピトッと壁に張り付き動く気配がないが、次の瞬間ワシャワシャワシャと羽をばたつかせ、再びピトッと止まった。怖い。 私は静かにその場から立ち去ると、対ゴキブリ用の噴射スプレーを手に取り部屋に戻…

プロセスチーズ

レジ袋有料化は私たちの買い物を可視化する。 コンビニに立ち寄る際の気儘さと、堅実なエコバッグは相反する。 その結果、以前は不透明のビニール袋で秘されていた個人の買い物が白日の下に曝されるのだ、春。 向こうから男がやってくる。私はその顔を見るこ…

投げる

たまらなくなる。「しんどい」というよりは「きつい」という感覚の方が近い。自己破裂しそうな、そういう感じ。内に蠢くエネルギーを、単語一つひとつに包めて外へ放り投げる。 卵パック×2 夜の街を歩く。もしかしてこの街を歩いたのは1年近く前のことになる…

改札にて

とろとろに疲れているなか駅と駅の間を30分ほど歩く。同じ道を歩いていた1週間前の私はハイパー元気な私であり、今日の私とは雲泥の差である。もちろん今日の私が泥。 同じ道を歩いたからわかる。疲れていると本当に視野が狭くなる。何もないところで躓くし…

テイクアウト

外で何かを食べる。わくわくする。なので今日のお昼はテイクアウトして公園のベンチにでも座って食べるか。 「私一人じゃお店に入れない。何か食べようという気にならない」 妹はそう言ってのけた。詳しく聞くと「だって寂しいじゃん」と。 よくわからない。…

サロメチール

朝から肩甲骨が痛む。運動した翌日だから当然でしょう?と思っていたけれど、筋肉痛の痛みではないし(筋肉が痛むのならそれは「筋肉痛」では?と思ったものの、ハードな運動後のいわゆる「筋肉痛」の痛みではないのだった)じわじわ、じくじくと痛むのが不…

ヤマメ

川をみに行く。 ひょんなことからヤマメ(展示されているやつ)もみることとなる。 スーパーや市場に並べられた魚が好きなのだけれど、水族館ももちろん好き。 めっちゃ可愛い。 口元(人間の唇にあたる部分?)がぼてっとしているのもIt's so cuteだし、流…

挟間

部屋がネイビーの色をしていた。 誰かと一緒に本屋の中を歩いていた。見知った本屋だから私はその人を置いていく勢いでズンズンと歩く。私この本屋に関しては「プロ」だから。しかし手に取りたかった本は無かった。探しても探しても無かった。それどころか、…

入院

帰り道に歩いていると病院に出会った。 既に診療時間は終わっていて、入り口の蛍光灯だけが煌々と光っていた。 それなりに大きな病院で建物も大きい。目線を上に向けられると、等間隔に並べられた窓の多くはカーテンが閉められており、隙間から室内の灯りが…

コインパーキング

更地だったところがいつの間にかコインパーキングになっていた。 数週間前に駐車場らしきものができ始めたと思ったらみるみるうちに白のラインやら駐車スペースに敷かれた機械やら(これが跳ね上がることで清算しないと車が出せないようになる)コインパーキ…

ハートを食べるか食べないか考える貝

仕事でチャットを利用している。 テキストで、表現が冗長的になりやすく、言いたいことがたくさんある私は、チャットが少し苦手。メールも苦手。そもそもコミュニケーションが苦手なんだろうという話はさておき(もうそれほど悲観していない)Thumbs up!な…