夜道を歩く私は右手に上履き入れを持っている。 そういえば、久しく物を投げていないと思った。そう、物を、投げていない。 一度意識してしまうと途端に体が疼きだす。投げたい。何かを、投げたい。 誰もいない。私は確認すると、上履き入れをぽーんと真上に…
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